古代より行われていた音楽療法
 文献によると、音楽療法は古代より行われ、ギリシャ時代の哲学者たちは、疾病は、肉体と魂との間、習慣と理性との間、知性と情動との間の調和の喪失であると考ていました、そして、調和を取り戻す手段として、音楽の鑑賞が有効な方法であると考えていました。
アリストテレスは、音楽に明確な医学的価値を与えていて「魂を恍惚状態にまで高揚する旋律を聞いた後に、あたかも医療的ないし下剤的処置を経験したかのように正常な状態に戻る」と述べています。また、有名な医師アスクレピウスは、情動傷害の人たちに、音楽とハーモニーを処方したと言われています。



現代の音楽療法の始まり
 アメリカでは第二次世界大戦後、米軍当局が、負傷兵士の心身治療の為に心理療法として、音楽療法を試み成功を修めた事により、自閉症、精神分裂病、精神薄弱児、身体障害者などの難病性疾患に対して、音楽療法が行われるようになりました。そして、1950年には全米音楽療法協会が設立され、公的に資格認定された専門医療者である音楽療法士も誕生しています。


本格的に開始された日本の音楽医療
 日本では、1986年に聖路加看護大学学長の日野原重明氏が中心となり「日本バイオミュージック研究会」が、発足しました。そして、1991年に「日本バイオミュージック学会」となり、さらに1995年には臨床音楽療法協会とで全国的に組織化された、全日本音楽療法連盟が結成されました。この連盟では、医療界に於て音楽療法の普及を行い、国家専門医療者としての音楽療法士を育成援助する事が、目標となっています。




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