音楽療法とは、「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」をさすものとする。
音楽療法は主にアメリカとヨーロッパにおいて第二次世界大戦後に急速に発達し、1970年代からわが国にも少しずつ紹介されてきました。その対象者は新生児から人が亡くなる瞬間までという、まさに人生のあらゆる時期における様々な問題や障害・疾病をかかえた方々です。
音楽療法には各メディアが宣伝する「癒し」のための音楽というイメージが根強くありますが、実は治療・教育・福祉、そして最近は健康な人の健康促進のためにも役立つ新しい音楽分野なのです。音楽療法のさまざまな現場では、専門的な訓練を受けた音楽療法士が芸術、あるいは娯楽としての音楽を超えて、音楽の持つ生理的・心理的・社会的な作用をうまく用いながら、対象者のための機能の維持・増進・あるいは低下予防・生活の質の向上に向けて研究と実績を積んでいます。
大前哲彦(大阪音楽療法協会代表)、栗林文雄(名古屋音楽大学教授)、加藤美知子、藤本禮子、二俣泉、宮本啓子、村林信行
私たちが今生きている時代をもっと優しい世界にしていくために、音楽療法が貢献できることは多いと思いますよ。どんな人の心の底にも届き、人と人とを結びつけるのが音楽ですから。(談)
息子が幼いころ、リトミックの教室に通っていました。楽しい音楽を聴いて、子どもたちが自然にお尻をふりふりしたり、手をたたいたりする様子を見ていると、音楽の根元的な力を感じます。「音を楽しむ」というのは、人間の本能なんだなあということを、子どもたちの生き生きした表情から感じました。
私たちにとって、音楽が癒しになるかといわれると、どうしても音楽=仕事で、悲しいかな仕事耳で聞いてしまう癖ができてしまっています。 ただ、音楽には、自分の中にあるマイナスの感情やエネルギーを受け止め、プラスに変えてくれる不思議なパワーもあわせ持っているものだと思うのです。
その音楽のパワーが、医療の現場で使われるようになることは大変すばらしい事だと思います。
ピーターバラカン(ブロードキャスター)、赤松良子(文京学院大学顧問、日本ユニセフ協会会長)、渡遵美佐(渡辺プロダクション代表取締役会長)、五木ひろし(歌手・作曲家)、鳩山由紀夫(元内閣総理大臣)、イルカ(シンガーソング・ライター、lUCN国際自然保護連合親善大使)、下村満子(ジャーナリスト・統合医療ネットワーク代表)、内館牧子(脚本家)、小泉純一郎(元内閣総理大臣)、市川森一(脚本家・日本放送作家協会理事長森山良子(歌手)、小倉智昭(タレント、キャスター)、浜四津敏子(参議院議員)、みのもんた(司会者)、石井幹子(照明デザイナー)、森 喜朗(衆議院議員)、服部克久(作・編曲家、日本作曲家協会会長)、倉本 聴(作家)、丹羽雄哉(前衆議院議員)、南野知恵子(参議院議員)、浮島とも子(参議院議員)、森田一義(タレント)、古屋範子(衆議院議員)、福島 豊(前衆議院議員)、島村宜伸(前衆議院議員)、さだまさし(シンガーソングライター)、池坊保子(衆議院議員)、浅野定弘(滋賀県医師会会長)、酒井國男(大阪府医師会会長)、塩見俊次(奈良県医師会会長)、西村亮一(兵庫県医師会会長)、藤原 昭(前奈良市長)、柏井洋臣(和歌山県医師会会長)、水谷元(三重県桑名市長)、井戸 敏三(兵庫県知事)、貝原俊民(ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長)、大川靖則(元奈良市長)、林 真理子 (作家)、植地雅哉(セラピスト)、一川保夫(参議院議員)、羽田雄一郎(参議院議員)、松浦大悟(参議院議員)、木曽 功(文部科学省国際統括官)、新井 満(作家)、上川陽子(前衆議院議員)、板倉 徹(和歌山県立医科大学医学部長・脳神経外科教授)、島田晴雄(千葉商科大学学長)、有田 幹雄(和歌山県立医科大学教授)、安本 義正(京都文教短期大学学長)、池辺晋一郎(作曲家・東京音楽大学教授)、中村 時広(松山市長)、他