あがり・緊張解消 Relax And Relieve Tension
/ TOTAL TIME 51'02"

大勢の前で話すときや失敗が許されない場面の仕事など、あなたは緊張せずに取り組めますか。「あがってしまう」「緊張してしまう」という方も多いでしょう。本来の実力を発揮できない可能性もあるため、あまり味わいたくない精神状態ですよね。

そもそも「あがる」のメカニズムをご存知でしょうか。研究は今も進んでいますが、理由のひとつに「人間が危険を察知したり、不安や恐怖を感じると闘争・逃走反応が起こるから」と言われています。これは人の生存本能が関与しており、古代の環境が影響していると言われているのです。例えば狩猟時代では、手強い猛獣に出会うと命を守るため、逃げる必要がありました。つまり、「恐怖を感じたら逃げる！」とプログラムされているのです。

しかし、現代では恐怖を感じても生命の危機に直面することはありません。「失敗したらどうしよう」といった感情が恐怖や不安を引き起こし、生存本能が作用して、あなたの実力を発揮できない状況を招いてしまっています。

あがりや緊張を感じると、不安を感じてネガティブ思考になったり、心拍数の上昇、筋肉の緊張、胃の不快感から体調不良を招く可能性があるのです。その結果、パフォーマンス低下を招き、本来の実力を発揮できない状況に陥ります。

緊張が与えるパフォーマンス低下の研究では「チョーキング」という現象が有名。1982年に心理学者Mihaly Csikszentmihalyiとスポーツ心理学者Thomas H. Carrの共同研究「Choking Under Pressure」（プレッシャーの下でのチョーキング）と題して行われた実験があります。テニスやバスケットボールなどのスポーツで、優れた実力を持つ選手が緊張を強いられる状況でパフォーマンスが低下する現象を調査しました。結果、パフォーマンス低下の要因としてスキルの自動化と意識的なコントロールとのバランスが崩れるためと考察したのです。通常、熟練したスキルは無意識のうちに行われますが、緊張やプレッシャーがかかると選手がそのスキルを意識的にコントロールしようとし、その結果として失敗が生じるというメカニズムを提唱しました。

つまり、普段は無意識に出来ていたことが、緊張によって出来なくなる、もしくは上手くいかなくなるという現象を「チョーキング」と呼びます。あなたにも経験があるのではないでしょうか。

あがりや緊張を解消する方法には深呼吸やマインドフルネスなど、リラクゼーション技術が広まっています。しかし、いざ緊張してしまっている場面では、リラクゼーション技術を試みようとする余裕がないのも事実です。では、聴くだけでリラックスできる方法はどうでしょうか。

この音楽は聴くだけで、あなたのあがりと緊張を解消してくれます。重要な場面が控えているなら、30分前から聴いてみましょう。心地よい音楽に録音されたサブリミナルメッセージが、あなたの潜在意識に働きかけます。潜在意識はあなたのコントロールできない自律神経を司っており、あなたを心の内側からリラックス状態へ導いてくれるのです。幸せな気分となり、失敗を恐れないあなたを体感できます。あなた本来の実力を発揮するため、サブリミナル音楽を取り入れてみませんか？